部下なし女性管理職

女性活躍推進法の施行に伴い、女性管理職者数を増加させて来た企業も多いと思います。
しかしながら、その内情を見ると、決して思った通りには女性が活躍していないように感じている企業が多いというお話をこれまでいろいろな視点からお伝えしてきました。

その1つの具体例として、部下なし女性管理職が増加している、という現状があります。

人事部が女性社員を管理職に登用したとしても、現場では、その女性管理職の実業務に対するマネジメント力や家庭の事情等から、部下をつけずに、一人課長にしてしまうー。
こんな光景が良く見受けられます。

現場の立場からすると、目の前の仕事をとにかく回さなくてはいけないので、これは仕方がないことだとは思いますが、長い目で見ると、

女性管理職が育たない

チーム全体の生産性が上がらない

女性管理職育成の余裕がない

という悪いスパイラルの状態に陥ってしまいます。

一方で、女性管理職の意識にも問題はあるように思います。
女性は男性に比べて、その仕事に対する価値観の違いから、昇格したいという人が少ないという現状があります。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、一般従業員に課長以上の昇進希望があるか?を聞いたところ、
“ある”と答えたのは、男性は59.8%に対して、女性は10.9%だったとのこと。そして、その理由で最も多かったのは「仕事と家庭の両立が困難になる」というものでした。

このことから、

  • 女性の意識向上
  • 女性のマネジメント教育

この2つを同時に実施していくことが解決策だと考えます。

現場では、なかなか実務に追われ、この2つを実施して行くことは困難と思われます。
今後の会社の成長のため、女性活躍推進を本気で考えて行くとしたら、会社として人事部がこの2つを実行することが必要なのではないでしょうか。