管理職が求められている役割とは?

管理職が求められている役割とは?

「管理職にならない?と言われたけれど、正直、管理職に魅力を全く感じないんです」

次世代女性リーダーとして白羽の矢が立ったことを、煩わしく感じる女性たちも多いことと思います。その理由の一つに、上司と部下に挟まれ、双方からの意見を受け止め、双方へ伝える・・そんな伝書鳩の役割なんて嫌!ということがあるのではないでしょうか?

本日は、この「伝書鳩」という役割から、もう一歩考えを進めてみます。


管理職が求められているのは「伝書鳩」ではなく「相手の意見の裏側にある思いや理由、背景を汲んだ上で、結果や結論を導き出す」ここまで対応すること、それが役割だと考えます。

そもそも、部長クラスになると、部下への指示は「雑」になってくるものです。時間的に余裕がないこともさることながら、

「課長クラスの部下たちなら、1言えば10くらいわかってくれるだろう」

という当然の認識を持っているからです。

そこを、課長クラスの管理職が、部長の思惑を察することなく、言われた言葉のままを現場の部下に伝えてしまっては、現場から「なぜ部長はいつも理想論ばかりで、非現実的な指示を出すんだ!」と反発されやすい環境を作り出してしまうことにつながり、その後も指示伝達のたびに、なかなか言うことを聞いてもらえない、という状況をもたらしてしまいがちになります。

ちなみに、NTTで管理職をしている時代に「この人はすごい」と感じていた管理職のみなさんは、一人残らず出世しています。そんな彼らに共通していたことの1つが、まさに

「言葉の意図を理解するために情報収集し、情報がなくても、自分なりに仮説を立てて動ける人」

ということでした。

もし、本来の管理職としての役割について理解しているのであれば、相手の言葉の裏側を考え抜いて対応した結果、人が動き、仕事が動き、結果につながり成果が見える・・・その一連の流れの重要なキーパーソンになれる管理職という仕事は、魅力的に映るのではないかと思うのです。


特に、コミュニケーション能力や相手の状態を察する能力が高い女性にとって、管理職はやりがいのある仕事ではないでしょうか。ぜひ、女性の特性を生かした役割という観点で、管理職という仕事、そして自分らしいマネジメントについて見つめていただきたいと思います。