管理職の経験有無を見分ける質問とは

研修担当者は、どの研修会社にするか、講師は誰にお願いするか、頭を悩ますことが多いことかと思います。私が考える「よい研修会社・良い講師」とは、コンサルティング機能があるかどうか、というところが一つのポイントだと思っています。さらに、マネージャー研修を実施したいのであれば、検討中の研修会社・講師・担当者の方に「管理職経験が、あるか、ないか」これが見極めのコツになると思います。

経験がなければ語れない

私はこれまでの人材採用や管理職登用の面談を通して、さらに、現在開催している「しなやか女性リーダー™️養成講座」の受講者の声も踏まえて、“実際に管理職を経験した人が語る体験談”これが話せるかどうかが大切なんだと改めてわかりました。

「実際に、綺麗事じゃない世界で仕事をしてきた女性から話を聞くと納得性が違う。すっと心に入って、もうその通りに実行しようと思う」と言ってくれるのです。

もちろん、ノウハウも大事です。講師力とは、単純にインストラクションが上手い、受講者の気持ちを引き出すのが得意、それがベースにあるかもしれませんが、それだけだと単なるガス抜き研修で終わってしまいます。研修をやるのであれば、成果まで徹底的にこだわり、ノウハウを実行して身につけてもらわねば意味がありません。その実行に行き着くかどうかが、講師の経験から出てくる細かい言葉なのだと思うのです。

人事担当者に必要な「講師や研修の目利き」

人事担当者は研修にお金をかけなくていいと思いますが、講師や研修の目利きは必要です。成果にこだわる会社・講師か?ということを判断する時には、こんな質問を投げかけてみてください。

「うちと同じような業種で成果が出た事例を教えてください」

研修は費用対効果が見えづらいかもしれませんが、間接的にも周りから見て受講生が変化し、言動が変わったとか、それが業務に反映されて、周囲にいい影響を与えたことで利益が上がった、そういう兆しがみえているのであれば、それは十分な成果です。それにとどまらず、離職率が下がった、労働時間が減ったなど結果を見せてくれるような研修会社・講師を選んでいただければと思っています。

経験者が成果を導く

ある企業の管理職研修約30名の前で、私がマネージャー時代に一番辛かったことを話したことがあります。私はその話をするたび、当時の辛さが蘇って、どうしても涙が溢れてきてしまうのですが、受講者のうち10数名の女性管理職者たちが、一緒に涙を流して話を聞いてくれたのです。きっと、自信がないまま女性管理職に抜擢されて、苦しみながら頑張っていて・・・そんな自分と講師である私の経験談が重なり、共感してくれたのだと思います。

実際に苦しみを乗り越えた私が、彼女たちの目の前で「大丈夫」と背中を押したことで、研修後、私のもとに駆け寄って、勇気を持って前進しますと宣言してくれたことを昨日のように覚えています。現在も経過報告や相談があり、フォロー研修等のリピート依頼をいただいていることが、何よりの成果ではないかと思っています。

 


 

いかがでしたでしょうか?研修企画をしているのであれば、ぜひ受講者である社員、ひとりひとりの成果をあげるということに意識を向けた上で、研修内容や講師を吟味していただければと思います。

ちなみに、弊社において提携講師を選ぶ時にも、管理職経験がマストです。

採用面談時、「マネージャー経験あります!」と言ってきた人に対して、「マネージャとして一番大事なことってなんだと思いますか?」と必ず聞くようにしているのです。

返ってきた回答や経験談によって、そもそもマネージャー経験がないことは経験談の内容で一発でわかりますし、経験談からその人の「視座」が見えてきます。管理職やリーダーと言っても色々ありますし、本気でマネジメントとはなんぞや、組織として、チーム成果をだすことにこだわり仕事をしてきた人はそう多くないのが現状だと感じています。

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