受講者の変化レポート(3)

Oさん(女性:50歳)
現在の役職:部長
企業規模:大手電気事業(従業員数約1万人)
業務内容:共通部門チーム10名の部長

受講のきっかけ

部門長から認めてもらえてないような気がする。部門長が部下へ直接指示を出すので、部下も自分を通さずに部門長へ話をしてしまう。部長としての役割を全うできずに悩んでいる。

受講前の様子

●疲れ果ててやる気がない
日々に疲れ果ててしまい、マネジメントへのやる気を失いかけていたように感じた。部下の育成もマネジメントも積極的に行おうとせず、チーム内に課題や問題があっても当事者意識を持てず、解決しようと動くことはなさそうな印象だった。

●好き嫌いが激しい
人の好き嫌いを仕事に持ち込んでしまう癖があり、反りが合わないと判断したら極端に関わらないようにするタイプ。しかし、それではいけないことも理解していて、なんとかしたい気持ちはあるものの、行動に移せないもどかしさを感じていた。

受講中の変化

●他責の念が皆無に
上司が◯◯してくれない、部下が言うこと聞かない、と全く言わなくなった。
上司に対する変化のきっかけは、Oさんが提案することに対して初めてOKが出たことだった、これまで、提案してもことごとくNGを出されて、毎回諦めていたOさんだったが、ちょうど講座中にNGを出される出来事が起こったことを個別相談時に判明。

「ここでまた諦めたら『私はできません!』と言っているようなものだから、諦めずにやりきりませんか」と自分自身でコミットして取り組むことを提案したところ、Oさんは最後までやりきって、とうとう、初めて、上司からOKをもらえた。それが自信となり変化したと感じている。

部下への育成意識が芽生えたのも、部下面談がきっかけだった。部下に対しての好き嫌いが激しかったOさんへ、数人ピックアップして話し合うように勧めたところ、実践してくれ、その後、部下の方からOさんへ相談にくるようになったとのこと。
「相談されると状況がわかりやすくなるし、調整もしやすくなる。マネジメントって面白い」とOさんの発言を聞いた時には、もう他責の念は皆無だと確信した。

受講後の様子(講師の所感)

●マネジメントの楽しさを実感している
部下のために自分はどう動けばいいのか?という意識で働くようになってきた。
Oさんは個別相談が一番多かった受講者で、あるとき「部下が部門長へ提案をしようとしていたので、部門長の方針を事前に確認しておこうと思っているのですが、どうやって話を進めればいいでしょうか?」という相談があった。
私は聞くポイントと話の持っていき方をお伝えし、Oさんは部門長の視点を確認し、部下に方向性について伝えたところ「Oさん、上司に聞いてきてくれたんですか?すごく助かります」と部下に言われた、と喜びいっぱいで報告してくれた。

その後、さらに部下のためにできることは?という意識で積極的に仕事へ取り組むようになった様子が伝わってくる。
「事前に上司にネゴシエーションし、部下が動きやすいようにする、そんな連結ピンの存在でいる楽しさを今まさに味わっている」と成果報告でOさんが話していたのが印象的だった。