残業ゼロの取り組みをするための、6つのヒント

残業が多いと仕事のパフォーマンスは下がります。
過去を振り返ってみても、必死に残業して仕事をしていた時よりも、難しい制約条件のもと、残業ゼロで仕事をしていた時の方が、圧倒的にチーム成果を出していたという実感がありました。

また、長時間働くと、頭が疲れてしまって考えるスピードが落ちたり、いいアイディアも新しい視点も出て来づらくなります。
さらに、年齢とともに身体は無理が効かなくなり、徹夜なんてもってのほか!
万が一徹夜してしまったとしたら、私の場合はその影響は1週間に渡って響いてしまいます。

少子高齢化の時代ですので、働き手も若い人ばかりではありません。
もし、「自分のチームは残業が多いかも」と感じている管理職の方がおられましたら、残業ゼロが前提の働き方について考える機会にしていただければと思います。

以下に、残業ゼロの取り組みをするために、上司ができる6つのヒントについてご紹介させていただきました。

残業ゼロを宣言する

私が管理職をしていた時は、「基本的に残業はしないようにしましょう」と宣言していました。
その際、時間かけて仕事している人は頑張っているかもしれないけれど、その点についての評価は一切しません、ということも伝えていました。
結果として、定刻までに仕事を仕上げようという意識が各自で高まったと感じています。

上司が率先して帰る

自分自身のパフォーマンスを上げるという意味でも、私は残業をせずに帰宅していました。
そのせいか、部下も早く帰らざるを得ない状況を作ることにつながっていたように思います。
というのも、上司である自分が不在だと、部下は相談したり確認する相手がいないということになり、結果、帰るしかなくなる・・・という作戦です。

本当に必要な仕事か、疑ってみる

「残業しないと仕事が終わりません!」という部下がいるかもしれません。その場合は、部下の仕事内容を一緒に確認してみるとよいでしょう。
私もNTT時代に部下の仕事を確認したところ、上司に対する報告書づくりに時間をかけていたことが判明しました。
お客様へ提出するものはさておき、社内用については、口頭報告で十分なものについての資料作りは避けるよう提案することで、部下も上司である自分も負担が軽くなったという経験があります。

生活残業をする人への対処

生活残業をしている部下に対しては、残業する時間を自己成長への時間へ変換するよう提案していました。
生活残業しないと苦しいかもしれませんが、それを続けていても仕事の生産性は上がるものではありません。
残業は一過性の収入ですが、勉強して新しい技術を身につけたり、それによって昇格すれば継続的な収入になります。
少し時間がかかるかもしれないけれど、長い目で見ると自分のためですよ、と伝えて理解を促していました。

仕事の効率化を図る

例えば、部下が調整役をすると数日かかってしまうといった不用な負担だと思える業務のうち、上司という立場を使って、その調整役を数分で終わらせることができるとしたら・・これは上司が介入して対応した方が良いと思います。私も育成という教育目的で難しい調整役をあえて部下にやらせることはありましたが、それ以外で、部下の仕事が滞るような部分については、率先して「それは私が話をまとめておきますね」と部下の仕事の効率化を図っていました。

仕事の再整備を考える

自分のチーム内では残業ゼロは難しく、暗礁に乗りあげてしまいそうな場合には、他部署、さらには他社までその範囲を広げて仕事の再配備を検討することも一考の価値があります。
「この仕事、進捗管理や確認作業を考えたら、おたくの部署でやった方が効率がいいですよね?
その代わり、バーターとしてそちらの◯◯、こちらで引き受けるのはどうでしょう・・・」
このような話し合いを、他部署の上司同士が話し合える機会があれば、会社全体の作業効率アップにもつながる可能性が高まり、一石二鳥になるかもしれません。


いかがでしたでしょうか?

意外と残業ゼロへの取り組みは、今すぐできることばかりです。

ポイントは、残業ゼロのためのアイディア出しは、仕事をしている当事者全員で行うこと。
人は他人から言われたことはやりたくないものですので、上司が自分一人で考えず、部下も全員巻き込みましょう。

みんなで決めたルールとすることで、実行しやすく、また守ってもらいやすくなります。