専業主婦の子ども、働く母親の子ども

女性社員のマインド醸成の必要性についてお伝えしましたが、その話題の後に、専業主婦の母の元で育ってきた私と、働く母の元で育った弊社社員(女性)との会話の中で繰り広げられた、「働くというマインドのベースの差」についてご紹介したいと思います。

働く母は、まだまだ少数派

マインドが低い女性たちの話をした後、社員がこんなことを言いました。

仕事上でマインドの低い人には滅多に出会わないのですが、通っている保育園のママ友の中にいます。

『仕事したくない』
『楽な仕事に転職したい』
『毎日疲れるよねー』

というママ友の会話に全く同調できない辛さがあって・・。私は楽しくやってるし、やりがいもあるし、もっと時間が欲しい・・・そんなこと本人の前で言えないし・・

こういった場合は適当に流していると言っていました。社員は続けて、

「小学校へ行くと、働くママは全体の半数くらい。子ども中心で生活が動いているのが当たり前、そうじゃない人は『親としてどうなの?』という雰囲気がなんとなく感じられて、非常に肩身が狭いんですよ。」

とも言っていました。このように、仕事と真摯に向き合い、貢献意識を持って取り組む女性であっても、仕事以外の社会的なところに出ると、マイノリティであることが社員の話から浮き彫りになりました。

働く親の姿を見て育った子どもが持つ社会性

私が顧問としてダイバーシティ推進室長のサポートをしている三承工業株式会社様の事例ですが、働くママが多いので、子連れで出勤し、社員みんなで子どもを育てるという風土が確立しています。

先日、ダイバーシティ推進室長の方が「子どもたちの社会性が育っているのを感じている。喋り方や話の持って行き方が、承認を取る感じなんですよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。

子どもからすれば、職場で忙しそうにしている母親が、実際に何をしているかはさっぱりわからないかもしれません。しかし、他の人と真剣に話し合ったり、協力して何かをやりとげている姿をみて、自然と社会性を身につけているからこそ、親の真似をしているのではと思った次第です。

日本を支える次世代の人材を育成する

学校で勉強するという期間は限られています。なぜ子どもたちに学ばせるかというと、最終的に日本社会・日本経済を担い支える人材を育成する、という目的で育てているのではないかと思います。

その目的を達成することをゴールとして見据えた時に、働く親の姿を間近で見た子どもは、働くマインドの土台が早くから出来上がっていくのではないでしょうか。

専業主婦の子ども、働く母の子ども

実際、働く母親の元で育ち、真剣に仕事に向き合う姿を間近で見てきた弊社社員は、「母が責任を持って人と関わり、本気で仕事に取り組んでいるのは見ているだけで分かった」と言っていました。彼女が社会人になった当時、自分がどうやって社会に貢献して行くのか真剣に考え、新入社員時の研修でも「即戦力でも無い自分に会社は投資しているんだ」という意識でいたそうです。

その話を聞いて、専業主婦の母の元で育った私には、そのような仕事に対するマインドが醸成されていったのは、就職して数年経ってからでした。たった数年の差かもしれませんが、働く姿を間近で見るという経験のある子供と、そうでない子どもの、働くというマインドのベースの差は歴然としていると思います。

最後に、社員の言葉がとても印象的でした。

母親の働く姿は本当にカッコよくて、その姿から、働く尊さを学んだと思う

たとえ、仕事の中身がわからなくても、子どもは働く親の姿を見て、その雰囲気から何かしら感じ取っていると思います。
誰かと一緒に仕事をして成果を上げるという感覚、小さい頃から親を通して見せていくことは、将来、子どもが日本社会を引っ張っていくための「土台」となっていくと確信し、その土台づくりを「真の女性活躍推進」を通して、貢献していきたいと思っています。

http://shinayakawm.jp/lp/2018.html